新しくなった雲取山荘にて

第５回山行報告　奥秩父　雲取山

記：市川　進　

　山行報告：ゴールデンウィークの山行は、昨年に続き天候にはあまり恵まれませんでした。
集合場所の西武池袋駅に着いた時は雨となりましたが、７時１６分発の快速急行三峰口行きの電車に乗り、しばらくすると天気も回復してきて一安心。バスは臨時が有り、すぐに乗車して大輪からのロープウェイは１０時発に乗ることが出来ました。天候も薄日が差している。
三峰神社から妙法ケ岳分岐を通り、霧藻ケ峰に登ったところで昼食。残念ですが予定通りここで下山する１名の方とはお別れです。私を含めて３名でこれから雲取山への縦走です。お清平へ少し下ってから、前白岩山へ登る頃から残雪が現れましたが、それ程多くは無いので一安心。
きつい登りも白岩小屋を過ぎて白岩山の山頂で一息。ここにはやはり鹿がいました。これから大ダワ迄の稜線の西側のトラバースコースが冬期はアイゼンが必須の場所のため、今回の山行では一番気になっていましたが、思ったよりも雪が無くて安心しました。
ここまで来た所で雨が降り出しましたが、これまでもった事をありがたく感じました。雨具の上を着て、この厄介なトラバースを終えて平坦な縦走コースを大ダワまで歩き、ここから最後のひと登りで雲取山荘に１６時３０分予定通り到着。
大変綺麗になった２階建ての山荘の部屋は各２０畳の畳敷きで分かれていました。昨日の半分と云う事で各部屋は２０名でゆったりとしていました。夕食後の明日の天気予報は雨でした。
　翌朝は４時に電気が点きましたが、５時から始まった朝食では６時から頂き、雨の中を７時過ぎに出発。
残雪が多くて歩きにくいため約４０分かかって雲取山の山頂に到着。残念ですが遠くの山は見えませんでしたが記念写真を撮りながら休めるくらい、雨はひどくはなりませんでした。
ここから石尾根をブナ坂の分岐までの稜線歩きを終えて、鴨沢への長い単調な下りとなります。
この頃には雨もほとんど止んで、歩きにくさもそれほどありませんでした。
今日はトップの方に引っ張っていただき、頑張って鴨沢発１２時３０分のバスに間に合うことが出来ました。おかげで、奥多摩駅から徒歩10分の所に新しく出来た「もえぎの湯」に入ってからゆっくりと帰路につくことが出来ました。
参加された皆さん、楽しい山行を有難うございました。
以上